びっくりヨーロッパツアー ラ・セーヌ編 セーヌ川クルーズ
”E'toile de la Seine”
黒いチューリップ、Tackerです。
マリーアントワネットに謁見した後、パリに戻って市内観光。
王妃様も御同行頂きました。
ところがここで痛恨のミス。
人任せはよろしくないと痛感させられる残念な事態が起きてしまいました。
それではセーヌ川クルーズスタートです。
”Allons-Y !”(Let's go!)
雨の凱旋門。車窓から眺めるだけ。バスから見てるだけなんてあり得ない。
ツアーだから仕方ないとはいえ、記念写真マニアの沽券にかかわる。
降ろせー。俺たちをバスから降ろしてくれー。
降ろされたのはエッフェル塔が見える市内の公園。
バスを路駐して記念撮影。わずか5分程度。
人より撮影に時間がかかる我々にとってはフラストレーションを溜め込むだけとなってしまった。
他人の記念撮影に応じてる時間なんて本当は無いんだけど、頼まれると断れないのよねえ。
Kirara:この写真を見た会社の同僚に、「隣に居るのは旦那さん?」って聞かれました(笑)
確かに普通の記念写真は隣が旦那よね〜☆
何故か、代わりに知らない観光客とのツーショットばかり増えていく・・・(^^;;
クルーズ船の乗り場に到着。時間がなくて、まさかのゴミ箱の前で撮影。
ツアーって向いてないなあ。
えっふぇる、えっふぇる。
クルーズ船の中から。
ここは船内客室。外に出ることも出来たんだけど、雨は降ってるし、外は寒いしで二人とも出不精に。
このクルーズの最大の目玉は、なんといってもノートルダム寺院。そのとき外に出ればええやん。ってことでそれまで船の中からパリ市内を眺める。
オルセー美術館前。
この後、ノートルダム寺院がいきなり現れました。あまりに急だったので外に出ている余裕はなく、船内から眺めるだけにしました。
川は一本道。船はどうせ折り返すんだからそのときに外に出て撮影すればいいや。
「おお。これがそうか。すごいなあ。迫力あるなあ。すばらしい。」
(画像は無いので脳内で想像してください)
さて、船が川の途中でUターンを初めて元の船着場へ戻り始めました。
やっぱり外は寒いので、ギリギリまで船内で待つことに。
それに、セーヌ川ってマジで臭い。汚水の香りが立ち込めてるんですよ。外に出てパリの風を感じたい、なんて洒落込んでたら、服にたっぷり下水の臭いをためかねない。船内で待つ以外の選択肢は無かった。
Kirara:あまりの臭さに、最初は前に座っていた外人さんが強烈なオナラしたに違いないと思っていました。
ところが、オナラの臭いはたちまち船内全体に広がり、何処へ逃げても臭う程に充満し、途中で「こんなオナラあるわけない」と気付きました(笑)
外人さん疑ってごめんなさい(>人<;)
さて、ぼちぼち近づいてきたかなあ、という時間になってもそれらしき建物が見えてこない。それどころか、来た時となんだか見えている風景が微妙に違うような。
二人して首をかしげながら、もうすぐかな、もうすぐかな、と思っているうちに船着場へ到着。
「え?なんで?だって、ノートルダム寺院の前通ってないのになんで船着場に戻れるの?」
訳が分からない。狐か狸に化かされた気分だ。
あとで分かったのだが、川の途中にある"シテ島"をぐるっと回って戻ってきた。ノートルダムはシテ島の対岸にあるので、島の反対側を戻ってくると見えないって寸法。
はっはっは。チクショー!
人任せにしてなければ気づいていたかもしれないのに。
ツアーじゃなければ、改めて見に行くことも出来たのに。
ああ、ノートルダムの鐘よ、俺のために鳴ってくれ!
仕方が無いので晩御飯。
レストラン、LES BALCONS。
とってつけたようなサラダ。
肉。
飲み物のビールとワイン。
やっと固形物になったデザート。でもぐっちゃぐっちゃ。
パリっ子っていうとオサレ〜な人ばっかりかと思ってたけどこういうの見るとそうでもないのかもなあ。
アーティストとかはすごいセンスの持ち主が多いんだろうけど、庶民はむしろガサツと言っていいのかもしれない。
俺がケーキ買ってきて家で切って食べるんじゃないんだからさあ。もう少しなんとかあるでしょ、なんとかさあ。
食事をしていると、突然スペイン人らしき集団の中から二人ぐらいが立ち上がり、いきなり歌い始めました。ポカーンとして見ていたのですが、店の人も止めるでもなく、いつものように仕事してるし、それ以外の客もさも当たり前のように食事をしている。
外国の映画なんかではこういうシーンを見たことがあったけど、所詮映画の演出だと思っていた。
ところが本当にこういうことは日常的にあるのかもしれない。
歌い終わると店中から拍手と歓声。本職って感じはしなかったが、歌は本当に上手かった。
それからその集団は次々に立ち上がり、店の外へ。
途中私たちの席の横を通るのだが、年配の御婦人達がうちの王妃に向かって手を振ったり投げキッスをしたりしてなにやら言葉をかけながら去っていった。
「やっぱその服のせいだよな」
ウェディングドレスと間違われてるよ、きっと。
つぎはモンサンミッシェル編でーす。